探偵を開業するには?

2019年11月4日

探偵業の開業

探偵業の始め方?

実は、以前にも書きましたが「探偵になる」ってのは結構簡単で、誰にだって簡単になれます。

もちろん、浮気調査等の依頼を受けるには、ある程度の経験と調査力が必要になってくるのですが、「探偵を開業する」という行為自体は実に簡単です。

最寄りの公安委員会(警察署)に探偵業の届出を提出する

昔は「私は探偵です」って言えば、誰だって「その瞬間」から探偵になれたのですが、現在は「探偵業の業務の適正化に関する法律(通称:探偵業法)」ってのが出来ましたので、最低限の事として最寄りの公安委員会へ探偵業の届け出る必要があります。

もちろん、「誰でも探偵になれる」とは書きましたが、探偵業を営めない方もいます。

1.成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ない者

2.禁錮以上の刑に処せられ、又は探偵業法の規定に違反して罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して5年を経過しない者

3.最近5年間に営業停止命令・営業廃止命令に違反した者

4.暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者

5. 営業に関し成年者と同一の能力を有しない未成年者でその法定代理人が1から4及び6のいずれかに該当する者

6. 法人でその役員のうちに1から4までのいずれかに該当する者があるもの

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/tetsuzuki/tantei/tantei_menu/tantei_gaiyo.html

上記のように探偵業法内に「欠格事由」という項目があり、該当する方は探偵業を開業できません。

知事に探偵業の開業を届け出る(大阪府のみ)

大阪府に限って言えば、大阪府公安委員会以外に「大阪府」に届け出る事が条例で決められています。

まぁ、これもそんなに難しい事はなく、誰でも届け出書類に不備がない限り、届出は受理されるはずです。

探偵業を開業するのに試験や資格も特に何もありません。

ある意味、届出をするだけで「誰でも探偵になれる(欠格事由はありますが)」ってのは怖い部分がありますよね?

他の業種の方なら、「尾行の試験」や「撮影のスキル」等の最低限の試験はパスして探偵を名乗ってほしいと思うかもしれませんが、探偵になるには届出のみでなれてしまいます。

自宅住所で届出るか?事務所を借りるか?

最初から立派な事務所を借りる必要はありませんが、貸事務所を借りるのも費用はかかります。

「自宅で探偵業を営んでいるのを周りの住人に知られたくない」や「お客さんを自宅に呼ぶのも…」という悩みが出てくると思いますが、どの住所で届出るかは重要な部分です。

費用を掛けずに事務所を借りる、一つの選択として「バーチャルオフィス」というものがあります。

安ければ、「月に数千円~」という物件もありますので、「

  • 自宅で開業するのも嫌
  • 初期費用を掛けたくない

って方はバーチャルオフィスを選択肢の一つに加えてもいいかもしれません。

今時のバーチャルオフィスは、

  • その住所で登記が可能
  • 銀行口座が作れる
  • 切れでオシャレなビルが多い

など、一昔のような心配がないので、安く事業を始める事が出来ます。

 

探偵のオフィス

探偵開業に必要なもの

パソコン

探偵の商品と言えば、調査報告書になります。

最低限ノートパソコンぐらいは持っていないと、肝心の報告書も書けません。

また、パソコンは撮影した画像や動画を編集したりする事も多いので、そこそこスペックの高いパソコンが絶対必要になってきます。

 

ビデオカメラ

探偵のカメラというと、一眼レフや特殊な隠しカメラと思われるかもしれませんが、主力はビデオカメラです。

だからといって、「ビデオカメラだったら何でもいいのか?」って事もありません。

撮影した画像や動画を拡大して報告書に添付する場合もありますので、ある程度の画素数が必要になってきます。
4Kのビデオカメラで出てきていますが、まだ大型のものも多いので、そこまで必要はないと個人的には思います。

また、ズーム機能も重要で、ズームの倍率が高ければ、それだけ「ターゲットに近づかず撮影」ができますので、初心者は20倍ズームぐらいはあった方が安心かもしれません。

 

オールマイティーに使えるビデオカメラ

 

低価格で高いズーム性能、現役探偵もサブ機で使うビデオカメラ

プリンター

パソコンが絶対に必要になるならば、やはりプリンターも必要になってきます。

探偵興信所に所属するならばプリンターは必要ないかもしれませんが、開業して自社で報告書を発行するならプリンターはあった方がいいですね。

尾行車輌

探偵の尾行は「歩いている人」ばかりではありません。
もちろん、車を使うターゲット、自転車を使うターゲットも普通に居ます。

最低限、「コンパクトカーに折り畳み自転車を積んでおく」というのは私立探偵の基本になります。

今の時代、電動自転車を使うターゲットも増えていますので、折り畳みの電動自転車をトランクに積んでおくのが理想かもしれません。

 

事務所

最初は無くてももいいですが、そのうちお客さんがやって来る事になるかもしれません。

毎月、数万円~10万円のオフィスを借りるのが難しいなら「バーチャルオフィス」という形態の貸事務所もございます。

安い所なら数千円~って物件もありますので、一度お調べになる事をお勧めいたします。

東京のバーチャルオフィス

調査で必要なのは「経験」

色々書いてきましたが、上記のものを揃えておけば、ある程度開業してから調査依頼にも対応できる思います。
もちろん、もっと高機能、高性能のものはいくらでもありますが、低額で始められるのも探偵業の良い部分ではありますが、

あまり調査に新車を使ったり、何十万もするカメラを使うのは「もったいない」と個人的には思います。

あとは、手始めに近くの探偵興信所に開業の挨拶へ行き、そこで仕事が貰えるようならドンドンと経験を積んでいけばいいと思います。

また、調査の失敗にいちいち落ち込まず、なぜ失敗したかと考えるようにしておけば、自然に調査のスキルもアップしていくと思います。
いくらベテラン探偵であっても失敗はしますからね。

調査の失敗よりも、「遅刻をしない」「調査に対する姿勢」さえちゃんとしておけば、そうそう信頼は失わないかと個人的には思います。

この記事が「探偵で開業したい」と考えている方に為になればと思います。