自分で浮気調査は可能か?
探偵に浮気調査を依頼すると、1日数万~数十万円程度かかってしまいます。
そのせいか、「それだったら自分で…」って考える方は少なくはありません。
そんなあなたも「自分で浮気調査してみよう」と考えた1人ではないでしょうか?
「自分で浮気調査する」とはいっても、その目的は人によって若干変わってくるのも事実です。
こちらでは、調査の全くの素人が「自分で浮気調査して、浮気の証拠を掴めるか?」について書きたいと思います。
つまり
「自分で浮気調査する」=「自分で浮気の証拠を掴む」ことになります。
浮気の証拠
浮気の証拠というと、その人によって幅が出てきますので、今回は第三者が見ても「2人に肉体関係がある」を判断できるものとします。
所謂、法律上「不貞行為」になるものですので、「キスする」や「手をつなぐ」、「怪しい領収書」等は含みません。
自分で浮気調査の壁となるもの
調査日の選定
いくら優秀な探偵であってもターゲットが浮気をしなければ、その証拠を撮影する事はできません。
よって、まずはターゲットが「浮気する可能性が高い日」を絞らなければなりません。
これは探偵に浮気調査を依頼する場合だって同様です。
これが上手くいかないと、ターゲットが浮気しているのは間違いないのに「いつまで経っても証拠が掴めない」という事態に陥ります。
しかし、これはターゲットと一番近い場所で生活している「あなた」なら比較的簡単かもしれませんね。
ターゲットを尾行
おそらく、これが自分で浮気調査する上で「最大の難関」になるのは間違いないでしょう。
「尾行なんて、ただターゲットから少し離れて後ろからついて行けばいい」
って思っている方もいるでしょうが、実際に自分で尾行をやってみると、結構難しいものだと感じてもらえるはずです。
「ターゲットを見失ってはいけない」と「ターゲットに気付かれてはいけない」という2つミッションを同時にこなさなければなりません。
探偵なら数回ターゲットの視界に入っても問題なくても
あなたはターゲットに一瞬でも目撃されると一発アウト
というハンディを背負っての尾行です。
想像するだけでドキドキしませんか?
証拠撮影
仮に、何とか頑張って尾行が成功し、ターゲットと浮気相手がラブホテルへ入ったとしましょう。
尾行ほど難易度が高くなくとも、ここは浮気調査する上で「最も大切な場面」です。
このチャンスを逃してしまうと、これまでの努力が水の泡となってしまいます。
あなたが探偵に調査依頼して、「ホテルまでの尾行は成功したけど、ホテルへ入るところは撮影は出来なかった」って報告されたら怒りますよね?
まさに「この瞬間のために尾行してきた」と言っても過言ではありません。
自分で浮気調査する場合なら、ホテルへ入る瞬間は撮影できなくても、「ホテルから出てくる」場面を撮影するチャンスがまだ残っています。
捨て身で撮影するもよし、どこかの物陰にカメラを置いて隠し撮りするもよし
求められるのは、第三者が見ても「ターゲットと浮気相手の顔がハッキリ認識できる」程度の画像、動画の鮮明さです。
もちろん、この証拠撮影がターゲットにバレた場合、どういった事態になるかはおわかりですよね?
ホテルへ入る時の撮影ができなかった場合は、ターゲットがどの程度ホテルに滞在していたかは記録しておく事をおすすめします。
自分で浮気調査を行なうリスク
自分で浮気調査するメリットは言うまでもなく、「高額な調査費用が必要なくなる」の一言に尽きます。
一度ご自身で浮気調査してもらえれば、「探偵って結構大変なことをしていたんだな…」と少しでも思ってもらえるのではないでしょうか。
しかし、なかなか最後まで自分で浮気調査を成功させるのは難しいことです。
また、自分で浮気調査する際には、様々なリスクがあるのでご注意ください。
ターゲットにバレることも
これは説明するまでもないと思いますが、ターゲットに調査しているのがバレた場合、その後の夫婦関係に大きな影響が出るのは必至でしょう。
また、ターゲットにバレた後、探偵に浮気調査を依頼した場合、調査費用が正規の金額よりも上がる可能性が高いです。
多くの探偵興信所が「ターゲットにバレたなら、人材を増やして調査しましょう」って言うでしょうから、初めから探偵に浮気調査を依頼した場合よりは費用が高くなるはずです。
おそらく、どこの探偵興信所も自分で浮気調査することは勧めないと思います。
思わぬ事故に巻き込まれることも
もちろん、調査中はターゲットから目を離す事は許されません。
これは新人探偵にも見受けられる事ですが、どうしてもターゲットを追うことに必死で視野が狭まってしまい、思わぬ事故に巻き込まれることがあります。
- ターゲットしか目に入らず、無理な横断をして車に轢かれる
- 運転に余裕が無く、事故を起こしてしまった
- 必死で撮影するあまり、鉄道警察に捕まってしまう
- 不審者と見なされ、周りの人間に取り押さえられる
- 必死なあまり、貴重品の紛失やスマホ、カメラを落として壊してしまった
- 必死に尾行するあまり、通行人にぶつかり怪我をさせてしまった
のような事が起こり得ますのでご注意ください。
自分で浮気調査で必要なもの
先ほども書いた通り、「あなた」はターゲットに姿を見られるわけにはいきません。
たとえ、変装して調査に臨んだとしても、調査中そう何度もニアミスが許されるほど調査は甘くはありません。
ビデオカメラ
iPhoneに代表されるスマートフォンも、年々カメラ性能が向上し、夜間の撮影にも強くなってきているのは認めます。
しかし、まだまだ「調査に使えるか?」と言われれば微妙です。
探偵ならピンポイントでスマホのカメラを使って撮影を行なう場合もありますが、あくまで「メインウエポン」といえる幅広い場面で使えるカメラを持っています。
もし、ご自分で浮気調査してやろうってお考えの方には
- 小型である(カメラを持っていても目立たない)
- ズームの倍率に優れる(離れて撮影ができる)
- 静止画ではなく、動画(撮り逃しを減らせる)
と言う理由からビデオカメラが良いと思います。
でも映画を撮るわけじゃないので、4Kカメラとかは必要ないです。
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GPS
「ターゲットの尾行は非常に難しい」と書きましたが、ターゲットが車で移動するならGPSを利用する事により、その難易度をかなり減らせることができます。
調査の日にGPSを使う方法ではなく、何日間かGPSをターゲットの車に取り付けておき、事前にターゲットの行動を把握しておくというやり方です。
どちらかというと、この方法の方が初心者の方には最善の調査方法かもしれませんね。
もちろん、ターゲットとの関係により、GPSの取り付け行為がプライバシーの侵害等の不法行為にあたる場合もありますので、その点はご注意ください。
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ここからは個人的な意見ですが、これからの時代は
- 事前にお客さんがGPSでターゲットの行動を把握
- 歩い程度のデータを集めてから、探偵興信所へ依頼
- ピンポイントで証拠を掴む
って浮気調査が主流になっていくのでは?と思います。