
探偵はスーパーマンではない
お客さんの中には「探偵は何でもしてくれるスーパーマン」だと勘違いしている方も少なくはありません。
そらそうですよね。
高額な調査費用を支払っているのに、簡単に調査に失敗してもらっては困るのは当たり前です。
ですが、
世の中「出来ること」と「出来ないこと」があるのも事実。
世の探偵たちのために弁解させていただくと
- 徒歩で尾行していた先に、浮気相手が車で迎えに来ていた
- ターゲットがタクシーを捕まえて行ってしまったのに、後続のタクシーが来ない
一生懸命、尾行していたのに、途中でターゲットを見失うことも時々ありました。
でも、普通のヤル気の探偵なら、上記のような場合とりあえずは走って追いかけます。
その間に車輌班が間に合って、尾行を続行できる場合も何回もあったからです。
ですが、無理な時はどんなに頑張ってもターゲットを見失うわけで、申し訳なさそうに担当の営業に報告した記憶が何回もあります。
警察の捜査でも数十人態勢で臨んでも、失敗する時は失敗するらしいですからね。
探偵にできること、尾行、張り込み、聞き込み
の3つです。
もちろん
- 調査中、信号無視等の交通違反は認められるわけでもない
- 調査に特化した権限もない
- スパイ映画のような凄い機材を持っているわけでもない
て感じで、いたって普通の方と変わりありません。
ただ、一般の方よりは
調査経験があり、それなりに洞察力も働く
って程度だと思います。
お客さんの中には、探偵に依頼したら
- 車で尾行中は、凄い運転技術を駆使して、絶対にターゲットを見失わない
- 魔法のようなテクニックで、どんな相手からも重要な情報が聞きだせる
- 探偵は2名でも、ドローンとか最新技術を駆使して、凄い調査体制で調査するんでしょ?
なんて思われているお客さんもいますが、そんなことありませんから!
探偵興信所のホームページの中には、ドローンや最新のガジェットの写真を掲載して、あたかも「うちは最新の機材を導入しています!」なんてやってますが、今現在はドローンで尾行なんて出来ませんからご注意ください。
最近のドローンは、簡単な追跡機能はあるようですが、まだまだ「調査に使える」と言えるほどではないようです。