探偵は、何年で一人前になるのか?
よく探偵事務所のHPや広告で
- 探偵歴5年以上の探偵が調査をします
- ベテラン探偵の高い調査力
- 捜査課の元刑事が調査します
みたいな見出しをご覧になったことはないでしょうか?
どんな職業だって、経験年数が5年よりも10年、10年よりも15年の経験をもつプロの方が仕事をする能力が高くなるのは自然なことですよね。
もちろん、探偵だって入社数カ月の新人探偵と入社10年のベテラン探偵では「調査力」に違いが出るのは当然です。
よくお客さんからある質問が
経験何年ぐらいの探偵さんが来てくれるのですか?
的なご質問です。
実際、1,2年もすれば調査にも慣れ、そこそこの探偵になるのでしょうか?
答えは、その人によります。
要領が良い人なら数カ月で浮気調査程度の調査なら出来てしまいますし、要領の悪い人は2年経ってもイマイチな調査しか出来ません。
だから同じ経験5年の探偵でも、センスのある人とセンスのない人では調査力が大きく変わってくるのです。
これは、どの業界でも同じですよね?
センス以外にも「ヤル気のあるなし」も探偵の調査結果の差を生む大きな要因です。
いつも意識して向上心をもって調査に臨む探偵と日々「何となく」調査をしているような探偵では調査力に差が生まれるのも当たり前です。
あなたの近くにもいませんか?
「言われたことだけをやっているだけ」の人。
だから、中には
3年経っても、この程度の調査しか出来ないのかよ?
って探偵だって普通にゴロゴロいますし、業界に入って半年にも満たない新人が「いいね~」って調査をする場合もあります。
いまいちの探偵が調査した報告書とは?
探偵業界には前出の通り「未熟な探偵」や「ヤル気のない探偵」を派遣するような探偵社や興信所があるのも事実です。
そのような探偵が出す調査結果というものは、ご想像通り、あまり良い結果を出すとは言えないことが多いです。
- いい加減な張り込みでターゲットの出入りを確認できなかった
- 調査開始早々、周辺住民に通報され、以降の張り込みが困難に…
- 未熟な故にターゲットを見失うことが多い
- ターゲットの写真が後ろ姿ばかり
- 写真が不鮮明、暗くてターゲットを識別できない
- ターゲットに調査がバレた
など、もし依頼した調査にこのようなヘボ探偵が派遣されたのなら、待っているのは「悲劇」しかありません。
経験上
探偵上がりの経営者や調査のトップにしっかりした人間がいる探偵社や興信所の調査力は高い
傾向があると個人的には思います。
ゆとり世代と探偵業務
最初に断っておきますが、これは「ゆとり世代」を批判しているわけではありません。
なぜか最近の20代の若者は
- 続かない
- 自分のペースで調査を進める
- 先輩の話に聞く耳を持たない
など「我が道を行く」的な若者が多いように感じました。
もちろん、20代の若者でもこちらの教えを素直に吸収して、成長していく探偵がいるのは事実ですが、年々その割合が減っているような気がします。
真面目は真面目なんですが、なんとなく「こっちの言いたいことが伝わっていない感」を感じることが少なくなかった記憶があります。
地味に「手を焼く?」って言うんですかね…
まぁ今どきの若者は「探偵」になんてあまり憧れを感じない
のかもしれませんが…
現実、探偵業界でも「高齢化」の波がやって来ているようなので、もし貴重な若者が探偵業界に入ってきたのなら大切に育ててもらいたいですね。