相談の際は、探偵事務所まで出向いた方がいい?
世の中、インターネットで便利になりましたが、まだまだ「人と人が直接会って何かをする」というのは必要不可欠ですよね?
様々なサービスや商品を購入する際も、直接見てからでないと「お金を支払いたくない」や「信用できない」って方は少なくないと思います。
ましてや、探偵に調査依頼する際、電話一本で「明日お願いします」で済ませる方は皆無でしょう。
そこで出てくる悩みが
オフィスに行った方がいいのか?近くまで探偵に来てもらうのか?
ですよね?
結論から言うと、「ご自由にどうぞ」となりますが、それで終わると記事にはなりませんのでもう少し書きましょう。
まず、はっきり言って
「探偵事務所に行く」なんて緊張しますよね?
できる事なら「探偵事務所になんか入りたくない」ですよね?
- 「〇〇探偵事務所」と大きく出た看板の事務所に入っていく
- 内部に入ると、どんな人が出てくるのかな?
- 無理やり高額な契約を結ばされないだろうか?
- はたして無事に帰れるだろうか?
おそらく、人によって「初めての調査依頼」は色々な不安があると思います。
しかし、中には小さなお子さんがいて、なかなか都心にあることが多い探偵事務所まで出向くのは難しい方もいるでしょう。
また、そもそも自分の生活圏に探偵社や興信所が無い場合だってあるかもしれません。
そんな場合は、出張相談を希望されるのも一つの選択肢です。
多くの探偵事務所は「出張相談」に対応していると思いますので、「近くまで来てほしい」と言えば来てくれるでしょう。
が、しかし…
探偵事務所に出向く意味
しかし、元探偵としては
依頼を考えているなら、その探偵のオフィスは見ておくべき
だと思います。
たとえば、初めて友人の家に遊びに行った時、家の中が散らかっていたら…
どう思います?
きっと「あぁ、少しは片付けた形跡はあるけど、元からだらしない人なんだ…」って印象を受けてしまいますよね?
ましてや「世田谷って聞いていたのに、実際の家は治安の悪い〇〇だった」なんて事になれば、友人に対する印象も少し変わってくるのではないでしょうか。
話を探偵に戻すと、
たとえば、ウェブサイトに
- 「女性でも安心して相談できる女性探偵社」
- 「女性スタッフが中心の探偵事務所」
なんて謳い文句が並んでいたのに、いざオフィスに行ってみると
- 応対してくれたのが男性だった
- 女性が在籍しているのかすら疑わしい殺風景な事務所
- HPの清潔感あふれる相談室の写真とは正反対の「薄暗い相談室」
なんて事は探偵業界では決して珍しくはありません。
そして、この時点で言える事は、既にこの時点で
「お客さんを欺いていますよね?」
HPの写真と実際の探偵事務所が、あまりにかけ離れていたらどう思います?
多くの方が「やられたよ…」となるのではないでしょうか。
そのような探偵事務所は、依頼自体見送った方が賢明かもしれませんね。
でも、事務所が実在しているのは、まだマシな方かもしれません。
HPや広告に掲載のビルで相談を受けてもらえるのかと思えば、実際は全然違う住所のビルに来るように言われたり、
- 「いや~今事務所が散らかっていまして…」
- 「今日は来社が重なっているので外で会いましょう」
なんて言って事務所に意地でも来させない探偵社や興信所もあるようです。
中には「バーチャルオフィスだから、そもそも相談スペースがない」なんて業者も存在しています。
探偵事務所に行く意味、それは
「事務所からどんな印象を受けるか?」 と「実在するか?」 を確認するため
というのが目的です。
だから、もし探偵への依頼を考えているのなら「事務所へ行って相談する」ことを元探偵はお勧めいたします。