浮気調査が失敗する時
お客さんの中には
「高い費用を支払っているのに、簡単に浮気調査を失敗されては困る」
って思っている方も少なくはないでしょう。
しかし、あるんですよね。
浮気調査が失敗することも。
浮気調査が失敗する時、それは?
浮気調査が失敗する時、ほとんどが尾行中
ご存知の通り、浮気調査の基本は「尾行」「張り込み」「撮影」です。
その中で
浮気調査で1番失敗する可能性が高いは「尾行中」なのです。
理由は…
消去法でいきましょう。
はっきりいって、張り込みが1番ハードですが、よほどの不運が重ならない限り失敗は起こり得ません。
もちろん、撮影はこれまでの「尾行」「張り込み」を続けてきて訪れた最高の瞬間です。探偵なら「死んでも撮影してやる!」って感じで臨むので失敗もおのずと少ないです。
では尾行はというと、特に
車尾行では外的要因に左右されることがある
- ターゲットがタクシーの乗っても、後続のタクシーが来るとは限らない
- 徒歩で移動していたターゲットの元に、車で迎えに来た者がいた
など代表的な例で、たとえ優秀なベテラン探偵でも「どうしようもない状況」である事はある程度わかっていただけますよね?
また、尾行は基本「ターゲットの後ろ」から行いますので、後手後手になることが時折どうしても発生します。
代表的なものは
- ターゲットが駆け込み乗車で、こちらは乗車できなかった
- ターゲットは黄色信号で進めたが、探偵は赤信号で警察に止められる
- エレベーターがターゲットを最後に満員になった
これらは頻繁に起こる事ではありませんが、元からこういった事態を探偵が想定していても失敗してしまう事があるんです。
探偵の浮気調査どういった状況で見失いやすいか?
ディズニーランド等の遊園地で見失う
ディズニーランド等の遊園地の入場料って年々値上がりしますよね?
経費を節約するあまり、ターゲットが遊園地内へ入っていったにもかかわらず、探偵が遊園地外で待機する場合は失敗が起こる可能性が高くなります。
ご存知とは思いますが、ディズニーランドの出入口はピーク時、かなりの人の出入りがあります。
そういった状況では、1,2名程度の探偵ではターゲットの出入りを見落としてしまう危険性が高まってしまいます。
理想は、ターゲットが入園したなら「経費を削らず、探偵も入園する」事です。
同じような状況では、意図せず「ターゲットがミュージシャンのライブへ行った」や「プロ野球の試合を見に行った」場合が同様のリスクが生じます。
ターゲットの違反運転を尾行した為、警察に捕まった
決して交通違反は褒められるような事ではありませんが、仕事熱心な探偵は「ターゲットの車輌が信号が変わるギリギリに交差点を通過しても、ついて行ってしまうのです。」
その結果、探偵だけが警察に停められ、ターゲットはそのまま走り去ってしまう状況が時折起こります。
また、ターゲットが制限速度を超えて走行していても、捕まるのは後ろの探偵の車輌だったりするのもちょっと納得のいかない部分です。
私個人は「違反切符を切られてもいいほどの日当を貰っていない」というのが正直な感想で、それで見失っても「しょうがないじゃないか!」と反論したくなるのですが、そういった状況で見失ってもやはり納得のいかないお客さんが多いようです。
張り込みが困難な場所に警察がやってきた
浮気調査の失敗は「ほとんどが尾行中だ」と言っていましたが、やはり張り込み中にも起こる時は起こります。
張り込みの鉄則は「ターゲットが出入りする出入口が確認できる位置で張り込む」なのですが、やはりこれが難しい現場があるのも事実です。
そういった場所で強引な張り込みをしていると、ものの1時間程度で警察案がやって来る事がやはりあります。
警察自体は事情を話せばわかってくれる事が多いのですが、やはり「通報があってやって来た場合」には、周辺住民の為に張り込み場所を変えるように言われる事が珍しくはありません。
そう
そうな時に限って、ターゲットが変な経路を通って、こちらがターゲットを確認できない状況は発生してしまう事があるんですよね…
失敗のリスクを説明したがらない探偵側の事情
個人的には
担当の方が「浮気調査の失敗のリスク」を契約の前にあまり話さない事にも問題があるように思います。
でも、あまり「最初から失敗する事もあるよ」って言われたら契約してくれないお客さんも出てくると思うので、実に難しい問題のような気もします。
しかし、浮気調査で失敗する確率で言うと、せいぜい数%程度です。
そんなに調査が失敗する件数はほとんど無いんですが、やはり失敗した時は
「モヤモヤ」してしまいますね。
もちろん、自分に責任がないような失敗でもです。
おそらく、今回は現役探偵の方なら少しは共感してもらえるであろうって記事を書いてみました。