何人探偵がいると、浮気調査は成功するのか?
ご存知でしょうか?
警察の捜査では何十名もの捜査員が投入されるそうです。
よくやってますよね?「警察〇〇時」的な番組で。
1人の容疑者を逮捕しに行くのに、早朝から十数名の捜査員が準備して、その後は容疑者の自宅を取り囲むようなシーンを見た事がありますよね?
そして、尾行なら数十名の体制で臨むことも少なくありません。
それでも捜査が失敗する時は、捜査員が何人いても失敗するそうです。
しかし、そんなことを探偵興信所がやってしまうと
1日の調査費用が100万円を軽く超えてしまうでしょう
いきなり脅すような事を書いて申し訳ありません。
しかし、警察の追う「被疑者」という類の人間は、ある程度「自分は尾行されるかもしれない」と普段から自覚していますので警戒心が半端ないと思います。
これが数十人の捜査員が必要な理由だと思いますが、基本的に探偵の調査ターゲットは
ほとんどが一般市民といってもいい程度の人間です
だから、「そこまでの人員は必要ない」というのが一般的な意見です。
浮気調査に必要な探偵は2~4名
結論から言ってしまうと
浮気調査に必要な探偵は2~3名、少し警戒のあるターゲットなら4~6名ぐらい
が妥当だと思います。
もちろん、ターゲットの警戒度合いによって人数が増えるかもしれませんが…
元々、警戒心のないターゲットの尾行は探偵で2名いれば十分で、2名で尾行して気付かれる可能性は限りなくゼロに近いと思います。(もちろん、探偵のスキルが一人前である事が前提ですが)
反対に、
- 元々警戒心が強い
- 下手くそな探偵が尾行して警戒心が出た
- 出入口の多い勤務先や立ち寄り先が想定される
ようなターゲットに対しては、2名では辛い部分があります。
その際は、4名~6名も探偵を入れれば何とかなると思います。
中には
「探偵のくせに1人で尾行をできないのかよ?」
と思う方がいるかもしれませんが、尾行自体は1名の探偵でも出来ると思います。(もちろん、探偵のスキルが一人前である事が前提ですが)
なぜ2名かと言うと、探偵と言えど人間、トイレも行きます。
「まぁたぶん大丈夫だろう」と思っても、探偵がトイレへ行っている間にターゲットが動き出す可能性もゼロではありません。
また、車尾行で
「ターゲットがコインパーキングに車を駐車したが、こちらは近くに車を停める場所がない」
なんて事態も起こり得るので、そういった際はもう1名の探偵が車を降りてターゲットを追いかけるのです。
なんとなくイメージしてもらえましたか?
じゃあ、探偵が増やせば成功率が上がるのか?
では、費用は度外視で、
探偵は多く入れた方が成功率が上がるんじゃ?
って思う人が出てくるかもしれませんのでご説明いたします。
探偵に限っては「ある一定数以上増えても成功率は上がらない」と言えるでしょう。
私は現役時代に
最高13名の探偵と共に、東京ー大阪間を移動するターゲットを尾行しました
結果はと言うと、もちろん調査自体は成功しました。(逆に見失うのが難しい?)
しかし、ここまで探偵がいると「邪魔」でしかなかったです。
探偵の尾行というものは、少々の個人差はあれど、だいたい同じような距離で追いかけます。
でも、さすがに14人の男が横に並んで歩いていると奇妙でしかありません。
と言うか、14人並んで歩ける歩道自体があまりありませんし…
そして、一般人を尾行するのに
14名、全員の探偵の「役目がない」
せいぜいできる事と言えば
- 尾行で前衛と後衛を入れ替える
- 張り込みの交代
ぐらいしかなく
結果
どうなるかと言うと、ターゲットが今どこを歩いているのか分からなくなる探偵が出てきて、
「ターゲット追うのではなく、ターゲットを追う別の探偵を追う」
ような事態も発生していました。
「売上の8割は全顧客の2割が生み出している」で有名な「パレートの法則」が探偵の調査中にも当てはまってしまった感じでしたね。
まさに「14人探偵が居ても、実際に真剣に調査に参加していたのは2割の探偵だけ」みたいな状態で「別に俺が居なくてもいいんじゃ…」って8割の探偵が思っていたかもしれませんね…
まぁ個人的には、
浮気調査に限るなら、1人のターゲットに対し探偵は多くても6名ぐらいまで
だと思います。
じゃないと、「あいつ全然尾行に参加してないじゃないか!」「〇〇どこ行った!?」って感じで、仲間割れが発生する恐れすらあります。
あまり探偵が多すぎても「お金の無駄」でしかありません。
これは実際の経験したので本当だと思います。