探偵と盗聴
「探偵が盗聴」と聞くと、「盗聴器などの機器を使って情報を仕入れるんだ」と思われがちですが、今回はそういった類のお話ではありません。
もちろん、最新の機器を使いこなすのも探偵にとって重要な事ですが、昔ながらの「自分の耳で聴く」という事もおろそかにしてはいけません。
まさに「盗み聴く」というわけですね。
ターゲットの会話から判明する「今後の行動」や「細かな情報」等。
探偵は、何もターゲットの後ろを「ボケ~」っとついて行っているだけではりません。
ターゲットのこれまでの行動から「今後の行動を推測」したりするわけですが、ターゲット自らが発する言葉から「今後の行動」が判明する事も決して珍しくありません。
普通に、同行している人物との会話や携帯電話での通話から「この後、〇〇に行く」や「〇〇と会う」というセリフが出てくる事もあるからです。
でも、勘のいい人ならお気づきだと思いますが、ターゲットの声が聞こえるわけですから
ターゲットからも、こちらの姿が確認できる距離なんですよね…
まぁそこはテクニックで、ターゲットの視界に入る事なく情報を収集するんですが…
その他では
シティホテルでターゲットと不倫相手がチェックインする際、普通にターゲット等の後ろに立ち、部屋番号を確認する事もざらです。
まぁこれは顔を見られる可能性が高いので、2人でコンビで調査に来ていないとできない事ですが…
探偵と盗聴器
探偵は盗聴器を調査中に使う事だってあります。
もちろん、法に触れない範囲内ですが‥
盗聴器の利用方法
こんなこと書いたら悪用する人が出てくるかもしれませんが、探偵の盗聴器の使い方は「会話を盗み聞く」ような用途では使いません。(たぶん…)
だって法律に抵触する恐れがあるので、ここで「盗聴器仕掛けて、情報を収集してました」なんて書けません。もちろん、現役時代そんな盗聴器の使い方はしていませんでしたが…
主な使い方としては、
- ターゲットの自宅玄関近くに盗聴器を仕掛けて出入りの音を聴く
- 1人で調査する場合に自分の分身にする
って感じでしょうか。
だいたいが「張り込みが難しい場所」での出入り確認がほとんどで、
「音によって動きの有無を確認」がメジャーな使い方でした。
やはり、調査の現場には「出入りが確認できる位置で張り込みができない」ような立地の場所もありますので、盗聴器の音を頼りにターゲットの動きを見張るわけですね。
まぁ他にも盗聴器の利用方法はありますが、ここでは伏せておきたいと思います。
以上