探偵向きの人|どんな人が探偵に向いているのか?逆に向いていない人は? | 探偵・興信所の選び方|20年の経験を持つ元探偵ならではの選び方とは
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探偵に向いてる人|必要な素質とは?こんな人は探偵を目指してみては?

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探偵探偵の裏話
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探偵は誰にでも出来るようで出来ない?

皆さん、テレビや小説の影響で「探偵に憧れ」を抱いた事が一度はあるのではないでしょうか。

そういう私も、実は「何となくカッコ良さそうだから」って理由で探偵業界に入った中の一人です。

しかし、フィクションの世界の探偵は「事件に巻き込まれる」事は描かれていても、現実の探偵業では「スリル」も「サスペンス」もありません。

  • ターゲットとニアミスが続いて冷や冷やする
  • このターゲット反社っぽくないか?
  • 家出少女がヤ〇ザに〇〇させられていた

等のことはあっても、私は現役の間に殺人事件に巻き込まれることは一回もありませんでした。

言ってみれば、私も映画や小説の被害者なのかもしれません。
だいたいは「フィクションです」と書いてありますが、やっぱり現実でも「探偵ってスリルがあるのかな?」って思ってしまいますよね?

今回は、なかなかドラマや映画ではスポットライトが当たらない「普段の張り込みの辛さ」にスポットライトを当てたいと思います。

まぁスポットを当てても面白くないから「フィクションの中でもなかなか当たらない」と思んですがね…

一般的な浮気調査の流れ

浮気調査する探偵

個人的に、探偵の仕事で1番多い浮気調査は「同じの事の繰り返し」のように感じます。

  1. 時間通りに現場に行く
  2. 現場の周りの状況を下見(出入口の確認や張り込み位置の確認)
  3. 定刻通りに調査を開始する
  4. ターゲットが動きだせば、尾行する(撮影も行なう)
  5. ターゲットの立ち寄り先を確認する
  6. 浮気相手と接触したら、重点的に撮影して、2人を尾行する
  7. ホテルに入るところを撮影して、また張り込み
  8. ホテルから出てくるところを撮影する
  9. 2人が別れたら、浮気相手を追いかける
  10. 浮気相手の自宅を確認して、当日の調査を終了

大雑把に書くと、探偵のする浮気調査の流れはこんな感じです。
簡単そうでしょ?

そう

ターゲットが動きだせば尾行、どこかに立ち寄れば張り込み、動きだせばまた尾行。
その間に撮影をするのですが、基本探偵の仕事は「尾行」と「張り込み」の繰り返しになります。

探偵で1番大切なのは「忍耐力?」「体力?」

調査に失敗した探偵2名

探偵と言えば、決定的な瞬間を「カシャ」とシャッターを切る場面を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、そんなの調査中のほんの一瞬の出来事でしかありません。

その次は

ターゲットに気付かれず、絶妙な距離感を保って尾行する

の場面を思い浮かべるかもしれませんが、これも時間的にたかが知れてます。

そう

浮気調査の7割~9割は張り込みなのです。

ドラマでは一瞬しか映らない張り込みの場面ですが、実際の張り込みは長ければ十数時間に及ぶ場合があります。

でも

車の中や向かいのアパートを借りて、カッコよく張り込むんですよね?

もちろん、車内で張り込む場合もあります。
しかし毎度毎度、車が停められる場所があるとも限りません。

当たり前ですが、車のエンジンの掛けられるとは限りませんので、真夏は地獄、真冬なら命の危険を感じる事も少なくありません。

そして、それに耐えながら集中して「ある一点」を見ていなければなりません。
もちろん、責任感の強い探偵なら「友達から来たLINEに返信する」なんて怖くてできません。

もし、ターゲットが立ち寄り先から動き出すのを見落としてしまえば、調査の続行が出来ないのはもちろん、会社や探偵自身の信頼を落とすのは言うまでもありません。

もちろん

「疲れたので少しウトウト」なんて許されるはずもないです。

1番大切なのは、忍耐力であり集中力です。

どんな時でも冷静にいられる平常心

探偵

探偵で大切なのは「推理力」だと思うでしょ?

私が現役時代、よく張り込み中の暇つぶしに「これまでのターゲットの行動」から「次にターゲットが起こす行動」を推理するのが好きだったのですが、結果的には半分以上の推測は外れます。

そういう意味では、私は「推理力のない探偵」だったのかもしれませんね。

探偵の調査で、

注意しないといけないのが「思い込み」です。

「こうなんじゃないか?」って思い込むことによって、もしもターゲットが「こうじゃない」行動を取ってしまうと、あたふたしてしてしまいがちです。

探偵は、ほぼ毎日違うターゲットを追いかけるので、そのターゲットの行動に合わせて、こちらも冷静に対処していかなければなりません。

また、都心の調査では「ターゲットとニアミスする」事が珍しくはありません。

なので、その都度「ビクっ」としたり、あたふたしていてはターゲットに不審に思われてしまうこともあるでしょう。

2番目に大切なのは、どんな時でも「冷静でいられる平常心」

極端な話、目の前にターゲットが居ても「ポーカーフェイス」でいなくてはなりません。

ある程度「探偵という仕事が好き」である

探偵が好き

浮気調査の中には、「今から行ってほしい」という依頼も珍しくはありません。

それはお客さんにとっては「やっと巡ってきたチャンス」の可能性が高いでしょう。
そういった調査を断ってばかりでは「会社の信用を失う」事にもつながってしまいます。

「友達も家族も一切放っておけ!」とは言いませんが、「いや~今日は彼女とデートで、明日は友達と飲み会なんですよね~」って人は続かないと思います。

探偵は「周りの人が楽しそうにしている時こそ忙しい」

事が実に多いです。

ですから、いつも「クリスマスも正月も予定があるので休ませてください」って人は向いていないと思います。

調査中も、ターゲットは楽しそうなイベントの日に、浮気相手と楽しげに食事をしたり、きれいなホテルへ行くことも少なくないでしょう。

そして、

張り込みしている横を、楽しそうな人たちが通り過ぎていく

と思います。

探偵になったのなら、そんな状況下で様々な誘惑に負けず、冷静のお客さんの望む「できる限りの調査結果」を出さなければなりません。

「探偵は体力が大事だ」と思っていた方、すいません。

正直、そこまで探偵は体力を必要とはしません。人並みの体力+αで十分です。

どちらかと言えば、張り込み時間が長い案件が続くと

逆に「運動不足」になる事も珍しくはありません。

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