探偵が嫌がるお客さん
以前にも書いたような気がしますが、今回は「探偵を辞めたからこそ言える」事を書いていきたいと思います。
まぁ探偵だからって、「嫌なお客さん」の内容がそんなに他の業種と変わらないと思いますが、現役時代の事を思い出しながら毒を吐きたいと思います。
隠し事をするお客さん
これは「嫌な客」ではなく、「困った客」に該当すると思いますが、やはり浮気調査の依頼をする際に、旦那さんや自分の「個人情報」を探偵に教える事を躊躇するお客さんが居ます。
気持ちはわかるんですよ!
でもね、調査依頼を決意したんだから「ある程度信用」して、調査に必要な情報や役に立ちそうな情報は提供した方がいいですよ。
たとえば、他社で調査依頼して「ターゲットに調査がバレた」とかね…
後からお客さんから出された情報があれば、「しなくてもいい調査」があったり、事前の情報があれば「失敗しなかった調査」も過去にあったので、結果的に自分の首を絞める事にも繋がります。
嘘をつくお客さん
「嘘をつく」んですから、間違いなく悪意のあるお客さんです。
たとえば、彼女の浮気調査なのに、「嫁の浮気調査」だと偽ってみたり、ただ街で見かける程度の女性を「彼女」だって言ってみたりね…
そんな事は調査が進めばすぐにバレてしまうので、最初から正直に言ってくれた方が調査も混乱しなくていいと思うのですが…
でも、正直に「僕はストーカーなんで、隙になった人の勤務先が知りたいんです」って依頼は断られると思います。(普通の探偵ならね…)
調査費用を値切るお客さん
こういうお客さんは個人的に大嫌いでしたね…
「お金が無い無い」アピールの酷いお客さんも嫌われますよ。
「無いなら出来てから来いよ!」って現役時代は言えなかったですが、今なら言えます。
「無いなら来るな!」ってね。
あと、「浮気相手と会わなかった」等で、自分の思うような調査結果にならなかったら「値切って星人」に変身するお客さんも居ましたね。
まぁ気持ちは分からなくはないですよ。
でもね、あんまり値切って値切ってしてたら、自分も商売している方なら値切られますよ!
って何かの本に書いてました。
探偵を見下すお客さん
探偵というと「怪しい」や「胡散臭い」ってイメージが付きまとうので、ある程度「探偵は見下されてもしょうがない商売」って個人的に少しは思ってましたよ。
でもね、あからさまに「こっちは客だから偉いんだ」や「高い調査費用を支払ってるんだから何してもいいだろ」的な態度を取ってのはどうなんでしょうね。
いい大人だったら、たとえ心の中で探偵を見下してても「人並みの態度」は取りましょうよ。
こっちだって我慢して「嫌な客だな~」って態度出してないんだからさ。
探偵への調査依頼とは言え、そこには「人と人」
私も経験がありますが、「調査中に汚い地味なかっこで百貨店入った時」と「休みの日にピシッとしたかっこで百貨店に行った時」では店員の態度は違うものです。
まぁ探偵と百貨店と比べるのもおこがましいですが、結局は同じような気がします。
探偵のイメージは決して良くないかもしれませんが、「お客さんのため」と誠実に探偵業務を行なっている探偵はいくらでもあります。
こんな書き方をすると、「探偵に依頼してくるのは、クソみたいな客ばかり」と思われるかもしれませんが、そういったお客さんは一部ですので勘違いがないようにお願いします。
「探偵だから」って身構える部分があるのかもしれませんが、あなたが最低限のエチケットを守れば、調査だってとんとん拍子に上手くいくかもしれません。
あなたの調査依頼が上手くいくことを願っております。