探偵になる方法
「探偵」という響き、かっこいいですよね?
私も20代のころなら「仕事は探偵っぽいことやってるけど…」と言えば、よく初対面の人が食いついてきたものです。
「探偵」という響き、かっこいいですよね?
ただ単に
「探偵」と名乗りたいなら簡単ですよ
別ページでも述べていますが、探偵は誰にでもなれます。
最寄りの警察署(公安委員会)に探偵業の届出を申請して「探偵業届出証明書」が発行されれば、その日からあなたは「探偵」なのです、法律上はね。
(大阪府内で探偵業を営む場合は、大阪府に届け出る必要があります。)
それほど、日本で探偵になるのは比較的簡単なのです
その代わり、探偵には何も特別な権限は与えられていませんが…
探偵として働くには?
ただの「自称探偵」ではなく、俺は
ちゃんと探偵として仕事がしたいんだ!
って事なら、最初はどこかの探偵事務所に入社して経験を積まれる事をおすすめいたします。
探偵学校を開かれている探偵事務所が「うちの探偵学校を卒業したら、採用について検討します。」なんてところもありますが、個人的には「実際の体験に勝るものはない」と思います。
たしかに探偵学校では「実際に尾行を行なう」授業もありますが、あくまで授業です。
練習中にターゲットを見失っても「事の重大さ」というものまでは学べません。
私は、「未経験のまま探偵事務所に入社する」事をおすすめいたします
未経験でも「そこそこ給料」を出してくれて、探偵のノウハウを学ばせてくれる探偵事務所は決して多くはないとは思いますが、ご興味があるなら一度探してみてはいかがでしょうか。
もし働くなら、大手の探偵社や興信所の方がいいでしょう
仕事量が断然違うと思いますので、「経験値を貯める」という意味では、毎日様々な調査を経験できる方がいいでしょう。
そもそも、一人でやっているような小さなところでは、雇ってもらえるかどうかもわかりませんからね…
「お金はあるから、まずは探偵学校に入りたって勉強したい」
と言うなら止めません。
探偵になる方法は人それぞれです。
新人探偵に必要なのは「経験」
探偵学校を卒業したからといって、
いきなり1人で調査に派遣される
なんて事は、まともな探偵事務所の経営者ならまずしないでしょう。
まずは、先輩探偵に同行して調査を体験していくわけですが、授業と実際の調査では空気が違うと思います。
あまり変な行動をしたなら、きっと真剣に叱られるでしょう。
みんな真剣に調査に取り組んでいるから、現場はピリピリしていることも珍しくはありません。
そして
横では先輩探偵が「真剣に本物の調査」をしているわけです
横に居て参考にならないわけが無いでしょう。
授業中は「先生」や「その辺の人」を尾行する事を指示されるのですが、たとえ見失っても「大事」にはなりません。
本人が真剣に尾行に取り組んでいても、やはり「授業だから」という甘えは誰にだって出るものです。
たとえ見失ってしまっても、せいぜい「〇〇くん、どうして見失ったのか考えてみよう」程度で済みます。
ですが、実際の調査で見失えば、先輩探偵に叱られたり、現在ターゲットのいる場所まで「無様な気持ち」でトボトボと向かわなければなりません。
あまり良くない事ですが、
- ターゲットに気付かれる
- ターゲットに不審に思われる
ような空気感は実際の調査でしか経験できません。
(まぁ、バレないのが1番良いのですがね…)
真剣に「早く一人前の探偵になってやろう」って気持ちがあるなら
数カ月もあれば、それなりに調査もできるようになっていきます
ですので、探偵への近道は
「まず探偵事務所に入って、経験を積むこと」
同い年でも、専門学校卒で入った子より高卒で入った子の方が経験がついているでしょ?
ふつうは。
まぁ色々言いましたが、何よりも大切なのは「ヤル気」と「この探偵業を好きになれるか」です。
もう一つ経験者としてアドバイスできるなら、
探偵学校に入るぐらいなら、いいカメラ買った方がいい
と個人的には思いますよ。
もちろん、あなたの人生なので、ご自身に向いた「探偵になり方」を選ばれる方が良いとは思いますが…