探偵興信所の調査力の見極め方|探偵の調査力はココを見ればわかる | 探偵・興信所の選び方|20年の経験を持つ元探偵ならではの選び方とは
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探偵の調査力の見極め方|探偵の能力は〇〇すればわかる?

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探偵の調査力探偵の裏話
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探偵の調査力は、どこも同じなのか?

今回は「探偵選び」でとても重要な「探偵の調査力」のお話。

そもそも、一般の人が各探偵社や興信所の調査能力を見て判断することはできるのでしょうか?

答えは…

もちろん「探偵の調査力」を目にすることはできます

では、どの段階での目にする事が出来るのでしょうか?

もちろん、調査を契約する前に確認できれば言うことはありませんよね?

しかし、多くの探偵社や興信所で

調査力は依頼するまでわからい

のが現状です。

そうです。
調査報告書を受け取るまで、探偵の調査力はわからないことが多いと思います。

多くの探偵事務所では

  • 調査報告書サンプル
  • サイト上に「調査成功率」を表示
  • 創業年数が長いこと
  • 多くの調査実績

等で、自社の調査力が優れていることをアピールしていますが、残念ながら実際にその真偽を測る術はありません。

「成功率99.9%」といっても、納得できる根拠が何も無ければ、あまりそういった話を真に受けるのは避けた方がいいかもしれません。

そもそも、探偵の調査力とは?

調査能力の高さとは

一般の方の中には、ただ漠然と「ちゃんとした証拠を撮影してくれる」って程度のイメージしかない方が多いと思いますので、ここで少しご説明しますね。

調査力の低い探偵

  • ターゲットを見失ってばかり
  • 建物からターゲットが出てくるのを確認できない
  • 撮影した画像が少ない、又は映像の撮影時間が短い
  • ターゲットの顔を判別できる画像が少ない
  • ターゲットに警戒心を与える、又はバレる
  • 周辺住民に警戒されて、長時間の張り込みができない
  • 巡ってきた証拠撮影のチャンスで撮影できない

少し極端に書きましたが、こういった未熟な探偵が所属する業者に依頼したお客さんが、2軒目の探偵社や興信所を探すことはよくあります。

私も何度の他社の調査報告書を拝見する機会がありましたが、酷い探偵社の報告書の出来は本当に酷いですよ。

報告書にターゲットの後ろ姿の写真しかなく、文句を言ったら

前に回り込んで撮影なんかしたらバレるじゃないか!?

と真剣に叱られたお客さんもいました。
そもそも、ターゲットの顔も写っていない報告書を誰が「証拠」として認定するのでしょうか?

後ろ姿を撮影するヘボ探偵

では、調査力の高い探偵とは?

ご注意いただきたいのは、上記のリスト項目の反対が「デキる探偵」ではありません

前出の項目を全てクリアしても「普通レベル」だと思います。

本当の意味で「調査力の高い探偵」とは

  • 同業者でも唸る画像や映像
  • 基本を当たり前にこなす
  • 他社からの依頼が立て込んでいる
  • 手を抜かない
  • 証拠をお客さんと同様に欲している

一般の方にはご理解いただけないところもありますが、元探偵として思いつくのはこの辺りでしょうか。

調査方針に違いはあれど、ある程度長く営業している探偵事務所は「ある程度の調査力」を持っている事は間違いないでしょう。

しかし、長く探偵業を営んでいるからといって、ずっとその調査力を維持し続けられるか?言われれば「そうとも言えない部分」があるのも事実です。

知人が依頼したことがある探偵なら大丈夫?

探偵激務

そう考える方もいらっしゃいますよね?

もちろん、探偵業界ですから条件もあります。

その知人の方が依頼したのが「数年前」なら、その探偵社や興信所の調査力にも変化が起こっているかもしれません。

なぜなら

結構、探偵業界は人の入れ替わりが激しい業界

なのです。

  • せっかくセンスの良い新人が入ったのに、激務に耐えれず辞めた
  • 良い調査をするのに給料が上がらず、他社へ移った
  • ブラック企業で、探偵一同が退社した
  • 規則正しい生活が恋しくなり、探偵業界から足を洗った

という話は現役時代よく耳にしました。

また、入社したての一探偵、一営業スタッフが、「日々の会社の売り上げ金額」を見ていると、

「自分も探偵で独立したら、そこそこいけんじゃね?」

って感じで独立する方も多く、ノウハウだけ吸収して早々に独立していく人が後を絶たないのも探偵業界ではよくある話です。

どの業界でもそうですが、

「優秀な人」はいつまでも安月給では働いくれませんからね…

だから、以前に良い証拠を撮ってもらったので、数か月後に同じ探偵事務所に依頼しても

「当時、良い証拠を撮ってくれた探偵」は移籍もしくは独立して居ない

可能性もあるのです。

探偵の調査力を見極める方法(最終手段)

探偵社や興信所を比較

これは、もう最終手段というか、かなり非現実的な方法かもしれませんが、同じ日に2社の探偵事務所に調査依頼すれば、単純に調査力の比較は行えると思います。

これで、A社とB社の調査力を比べる事は可能ですが、しかしそれには

調査費用が2倍、もしくは2倍以上になるかもしれません

しかし

調査報告書を見れば、その探偵興信所の調査力はある程度わかります。

「何だよ!依頼する前にわからないのかよ!?」

そう思われるかもしれませんが、なかなか依頼前に調査力を見極めるのは本当に難しいものがあります。

  • 最新の機材の写真がHPに載っていた
  • ドローンで尾行するって凄くない?
  • 創業が30年の探偵興信所なら間違いないでしょ
  • テレビ出演多数と書いてあった
  • 弁護士に紹介された探偵なら安心だろう
  • 探偵協会に紹介された探偵社なら大丈夫でしょ?

など色々な判断材料がありますが、どれにも言えることですが

探偵業界には、他業種では「当てはまることが当てはまらない」

ことが多々あります。

たとえ、創業30年で、テレビ出演も豊富で、最新の機材をふんだんに調査に投入してくれても「調査結果が失敗」であったなら、あなたは「調査力の高い探偵」という評価をその探偵興信所に与えないでしょう。

もちろん、最新の機材を導入するのは悪いことではありませんが、個人的にはあくまで「宣伝文句に過ぎない」と感じます。

もちろん、「意識は高いな」とは思いますよ。
でも実際に機材を使うのは探偵自身です。大切なのは機材よりも「探偵の意識」。

大手探偵事務所の下請けをする中堅、弱小探偵事務所

中規模、小規模の探偵のすすめ

どの業界でもそうですが、人件費というのは馬鹿にできない経費です。

探偵事務所の中には、自社で探偵調査員を抱えず、依頼を受けた後は「調査は丸投げ」みたいな業者も存在しています。

もし、A探偵事務所がそういった営業形態を取り、請けた調査を下請けのB探偵社に調査を依頼していたら、その2社の調査力は同じになりますよね?

だって同じ人が調査に行くわけですから調査力は単純に同じです。

もちろん、自社と下請けで「細かなモチベーションの違い」はあるかもしれませんが、大きく調査結果が変わることはないでしょう。

だから、大手探偵興信所の下請けをやっている探偵興信所が案外、安い費用で大手並みの調査ができたりするので一度探してみては如何でしょうか?

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