探偵興信所はどこで儲けようとしているか?
昔から探偵興信所に依頼すると「高額な追加料金」を請求されるという事が都市伝説のごとく囁かれてきました。
では、実際はどうなのでしょうか。
探偵興信所に依頼した調査が終了して、調査報告書を受け取る段階で
「追加料金は50万円になります」
なんて言われたら、あなたならどうしますか?
しかも、事前に説明のない費用です。
現に、そういったイメージがあって依頼を躊躇されている方は珍しくは無いと思います。
多くの探偵興信所は、追加料金で儲けようとしている事実
こんなことを書くと、また探偵興信所に対するイメージが悪くなるかもしれませんが、多くの探偵興信所は追加費用で儲けようとしているのは紛れもない事実だと思います。
パソコンのプリンターメーカーが「交換用インクで儲けようとしている」のと同じですね。
探偵興信所の追加費用の種類
「探偵興信所は後から高額な追加料金を請求される」なんてイメージを持たれている方、決して追加料金が悪いわけではありませんよ。
悪いのは
事前に説明のない追加料金です
事前に説明を受けていれば、ほとんどの方は納得して追加料金を支払うことだと思います。
これは、とても大切な事で「探偵業の業務の適正化に関する法律」でも事前に料金の説明する事が義務付けられています。
つまり、
事前に料金の説明がない探偵興信所はアウト
という事ですね。
では、探偵興信所で発生する可能性がある追加料金の種類をご紹介いたします。
延長料金
多くの探偵興信所では、時間や日数で調査契約する事が多いと思います。
延長料金とは、その契約時間や日数を超えて調査を行なう必要が出た場合に発生する追加料金ですね。
もちろん、事前に「1時間延長につき〇〇〇円」と説明するのは当然として、調査を延長する際には探偵興信所から連絡を貰いたいところですね。
「こちらの判断で昨日の調査は3時間延長しておきました、料金は9万円です」
なんて探偵興信所があったなら悪徳であると言わざるを得ないですね…
交通費
調査中はもちろん、調査開始場所に向かう場合も、調査が終了して探偵が帰宅する場合に発生する料金ですね。
多いのは
都内や県内の電車賃等は調査費用に含まれ、新幹線や飛行機代等の高額になりがちな運賃は追加で請求する
場合が多いのではないかと思います。
しかし、これも事前に確認しておかないと「えっ?」っていう追加請求になる可能性がありますのでご相談の段階で各探偵興信所にお問い合わせください。
ホテル代
新幹線代が出てくると、どうしても宿泊で発生する追加料金もご説明しなければなりません。
もちろん、数千円から数万円もするホテル代を探偵興信所が負担してくれるはずもなく、追加で請求されるはずです。
- 遠方で連日調査になった場合
- ホテル内での不貞の証拠を撮影するため
個人的には「全国各地域に支社があります」て言っておいて、宿泊代を請求するのはどうかと思いますが…
調査報告書の作成費
そもそも「調査報告書が欲しくて依頼している」と言っても過言はありませんが、報告書の作成費を別で請求している探偵興信所もあります。
裁判等で「調査報告書が3部必要」といった場合は追加料金を取ればいいと思いますが、「報告書1部の作成費ぐらいは調査費用内に含めておいてもらいたいな」と個人的には思います。
機材の使用料
この辺りから「?」な追加費用になってきますが、機材使用料や「特殊機材使用料」という名目で追加請求してくる探偵興信所もあります。
たしかに
どうしても、その現場に合わせた特殊な機材を用意する必要がある
というケースもありますが、契約の段階から「お客さんの場合、暗視カメラも要りますね」「特殊な車輌も用意しましょう」なんて言われて、「ハイハイ」言っているととんでもない金額になる事もありますのでご注意ください。
深夜料金等
誰だって「深夜や朝方まで仕事はしたくない」ものです。
だから、深夜料金の理屈はわかります。
中には「正月」「お盆」等で調査費用が変わる探偵興信所もありますのでご確認ください。
多くは、探偵興信所に相談した段階で確認できる
色々書いてきましたが、追加料金は特別「おかしな請求」ではないとは思いますが、どの追加料金にも言えることですが
事前に説明のないものに、お客さんは悪意を感じる
という事です。
また、一般的な探偵興信所であれば、相談の段階で「どういった場合に追加料金が掛かりますか?」と訊ねれば答えてくれると思います。