素人探偵の増加に思うこと
素人探偵に依頼すると「起こる悲劇」
いざ自分が探偵興信所に調査依頼して、その探偵が未熟だった場合、何が起こると思いますか?
- ターゲットに尾行しているのを気付かれた
- いとも簡単にターゲットを見失ってしまった
- 経験が少ないため、最適な調査方法を提案できない
- 業界でのネットワークがない為、弁護士すら紹介できない
等が挙げられると思います。
正直、こんな探偵興信所に依頼してしまうと、使い物にならない調査報告書を渡されて、
お金と時間を無駄にする
という悲劇が待っています。
まだお金と時間を無駄にしただけならマシですが、ターゲットに調査している事がバレてしまったら、その後の調査が困難になったり、さらに余計な費用を投入しなければ調査結果が得られなくなる事態にまで発展しかねません。
素人探偵が世にはびこるワケ

素人とは、それについて経験がない、専門的知識がない人。
なんて言いますが、いざ自分が依頼しようと思った探偵興信所が「自分と同じ程度の調査知識しかない」なんて事が実際に起こり得るのでしょうか?
それは十分に起こり得ます。
探偵や調査方法についての知識なんて一般の方が持ち合わせている事は少ないので、たとえ知識が無くても、「それっぽいこと」を言っておけば、お客さんは「そうなんだ」と納得しがちです。
テレビに「よくわからない専門家」を出演させるのは、それっぽい人が言えば、それっぽく聞こえるからです。
よくあるんです。
相談した探偵興信所のスタッフが「大丈夫、任せておいて」と連呼するだけで、大して調査についての説明がないことが。
素人探偵が増える時期、それは「景気が悪くなった時」
まさに、コロナウィルスが世界中で猛威を振るっている「今のような時期」。
つまりは、景気が不透明な時期、景気が悪くなった時期に「探偵業界への新規参入」が増えます。
ちゃんとした知識、それなりの調査力を持ってからの参入ならまだしも、半数程度の新規参入業者は大した知識も得ずに参入してきます。
そんな新規参入してきた探偵興信所が「きれいなホームページ」と「きれいなオフィス」で営業を開始したとしても、はっきり言って一般の方には「知識の有無」なんて見分けがつきませんよね?
素人探偵が生まれる「本当の理由」

こうも素人探偵が簡単に生まれては消え、生まれては消えていく理由は何なのでしょうか。
それは
誰にでも簡単に探偵になれるから
に尽きます。
実際に、あなただって簡単な書類を最寄りの公安委員会に提出し、届出証明書が発行されれば「その日から探偵」を名乗れてしまいます。(もちろん、欠格事由はありますが)
特に経験も問われず、資格も必要なければ、法律の知識だって必要ありません。
これって、一般の方からすれば「すごい怖い」ことですよね?
そういった業者が「それっぽい綺麗なホームページ」を出して、大々的に広告を打っていれば、一般の方には「すごい探偵興信所なんじゃ…」っと思ってしまうのも当たり前です。
個人的には、これが
探偵興信所に依頼すると、高額な費用がかかる
と言われる理由の一つではないかとも思います。
たとえ知人が「探偵に依頼したら150万円かかっちゃった」とは教えてくれても、
「A社は失敗ばかりでお金無駄にして、B社では調査が旦那にバレて、C社でようやく証拠が取れたの…」なんてこと細かく教えてはくれませんよね?
経験上は、この「1社では結果が得られず、結果2社以上の探偵興信所を利用して結果を手に入れた」って方が半数近くは居たと記憶しています。
くれぐれも探偵興信所選びは慎重に、何社かの探偵興信所と比較してから決められた方がいいと思います。
最後に元探偵からアドバイス
長く続いている探偵興信所には「それなりに理由があります」