探偵に定年はあるのか?
と聞かれれば、もちろん「ある」でしょうね。
これは、ほぼ全ての職業に共通するのではないでしょうか?
私も45歳で探偵業界を辞めた身として、「もう少し早く辞めても良かったかな…」と思う部分があるのも正直なところです。
体力的には、まだまだ調査に行くこと自体は可能でしたが、さすがに1日中歩き回るような20代の営業職のターゲットを尾行する事は難しくなっていましたから。
いや、難しいというよりは
次の日の調査に影響するようになった
ってのが正解でしょう。
とりあえず長時間の調査であろうが最後までやり遂げはしますが、次の日は長時間の調査は入れないようにお願いしてました。
さらに徹夜なんかした次の日には、決まって死んでましたね…
中には
60歳を超えて探偵をされている先輩方もいますが、
大半が経営者や接客メインという立場になって、60で雇われて「バリバリ探偵をしている方は皆無」と言ってもいいのではないでしょうか。
あくまで個人の意見ですが
だいたい50歳前後が「問題なく調査がこなせる」年齢
ではないかと思います。
年齢別「探偵業務の内容」
人間に一生があるように探偵にも一生があるとするなら、こんな感じになるのではないかと思います。
年齢別で探偵業の仕事を分けた場合
10代:尾行、張り込み、聞き込み等
20代:尾行、張り込み、聞き込み等
30代:尾行、張り込み、聞き込み、接客等
40代:尾行、張り込み、聞き込み、接客、経営等
50代:尾行、張り込み補助、聞き込み、接客、経営等
60代:尾行、張り込み補助、聞き込み、接客、経営等
70代:接客、経営等⇒定年
80代:定年
って感じでしょうか。
あくまで私が勤めてた探偵事務所と周辺の同業者ではこんな感じでした。
もちろん、20代で独立した人もいれば、60代でも調査の第一線で活躍されているのも珍しいことではありませんが、上記のような流れで探偵業に関わっていく方が多いと思います。
多くの探偵は辞めて何をするのか?
私は、勤めていた探偵事務所を辞めて独立したわけではありません。
きっぱり探偵業界を辞めて、全く別の仕事をしています。
色々な話を聞きますが、ほぼすべての探偵が別の仕事をしているのが実情だと思います。
- 探偵で道に詳しくなり、タクシー運転手になった
- 鋭い洞察力でコンサルタント業になった
- 身につけた洞察力で占い師になった
- 警備会社を立ち上げた
- 探偵業とは関係のないIT会社を立ち上げった
- 普通に会社員をしている
など様々です。