探偵興信所の下請け業務のお話

2019年12月4日

探偵の下請け調査

自分が依頼した浮気調査は「どの探偵」が行ってくれるのか?

普通に考えたら

A社に浮気調査を依頼したら「A社の探偵が調査に行ってくれる」って思うでしょ?

A社に依頼して、まさかB社の探偵が浮気調査してくれるなんて思わないでしょう。

ですが、実際に自社のスタッフだけで、依頼の来た調査全てに対応できる探偵興信所は非常に少ないのではないか?と思います。

そこで登場するのが、下請けをする探偵興信所の存在です。

大手以外の探偵興信所は全て下請け調査を受けている?

下請け業務っていうものは、どこの業界にも普通にある業務形態だと思いますが、探偵興信所も下請けを出して、受けていると聞くと「意外」って思われる方が少なくないのではないでしょうか?

まず、大手探偵興信所は基本的に「下請け調査を出す」側になるのが一般的で、中小の探偵興信所は「下請けを受ける」事が多いと思います。

探偵になるには

探偵興信所別の下請けの種類

自社で受任した調査を下請け調査を出す探偵興信所

浮気調査等の調査を下請けに出す場合で1番多いのが、自社に居るスタッフ数以上に人員が必要になった場合です。

そういった場合は、下請けの探偵興信所に調査の依頼をします。

普通の探偵興信所なら、契約の段階で

  • 下請けの探偵興信所を利用するかどうか
  • 利用する探偵興信所の会社名や住所、探偵業の届出番号等

をお客さんに前もって伝えているはずです。
これは「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」でも決められています。

下請けの事をお客さんに伝えず、下請け探偵興信所に調査の依頼をしているなら、厳密に言えば「探偵業法に違反」する事になります。

もう一つ下請け調査を出す場合としては、「自社に調査できるスタッフを抱えていない」というケースもあります。

探偵興信所なのに、自社で調査に行ける探偵が居ない?

って思われるかもしれませんが、そういった調査ができる人間を抱えず「探偵興信所」と名乗っている業者も存在しています。

調査業務と言うのは、ハードな部分がありますので、なかなか「時給1000円といった金額で探偵になりたい」って人間が居ないのが実情です。

そう
人件費がバカにならない部分があるのです。

だから、あえて「自社では探偵を抱えず、調査の依頼が入れば下請け探偵に依頼」といった営業形態を取る探偵興信所が存在するのです。

そういった探偵興信所は

自社の営業スタッフでお客さんと契約をした後は「下請けの探偵に調査は丸投げ」となっているのです。
で、調査が終了後は「あたかも自社で調査した」ような顔をして、お客さんに「他社が作成した調査報告書」を渡しているのです。

探偵興信所同士のつながり下請け調査

下請け調査を出しつつ、下請けも受ける探偵興信所

ある程度の人員を抱えていれば、ある程度の数の調査をこなす事は可能です。
しかし、そのキャパシティーを超えてしまうと、やはり下請けを依頼せざるを得なくなります。

これは中堅探偵興信所に多いと思いますが、普段は自社のスタッフで調査をこなし、忙しい時は調査を下請け探偵興信所に出す

また、自社が暇な時は、他社の応援にスタッフを派遣する

こういった営業形態が探偵業界では1番多いのではないでしょうか。

下請け調査のみで生きていく探偵興信所

世の中には、自社で探偵の依頼を取る事ができない探偵興信所も存在します。

  • 1人でやっているような個人の探偵興信所
  • 開業や独立したての探偵興信所
  • 営業努力が集客につながらず、自社の依頼が無い探偵興信所

等、下請け調査が無いと、経営が成り立たない探偵興信所です。

案外、こういった個人でやっている探偵が作成した調査報告書が、大手の探偵興信所でお客さんに提出されている事も決して珍しい事ではないのです。

こういった業者は、元請けの経営状態に左右されますので、元請けの探偵興信所の仕事が減ると、途端に経営に影響が出るのは言うまでもありません。

「縦のつながり」や「横のつながり」を大切にして、受けた調査も無難にこなしていれば、元請けからの信頼度も上がり、下請けだけでも十分に利益を出している個人の探偵はいくらでもいます。